FIRST THINGS FIRST
この記事のポイント
場所を借りる費用、仕組みを維持する費用、内容を変える費用は別の役割です。月額契約では、作業範囲、対応時間、追加料金、終了時の扱いを明確にしておきます。
01維持費を役割ごとに分ける
サーバーはサイトを配信する環境、ドメインは住所に相当する名前です。これらの利用料と、サイト自体の更新・保守の費用は同じではありません。制作会社がまとめて請求する場合も、どのサービスの費用なのか分かる状態にしましょう。
| 費用の種類 | 確認する作業・契約 |
|---|---|
| サーバー・ドメイン | 契約名義、更新日、容量、メール利用 |
| システム保守 | CMS等の更新、バックアップ、確認範囲 |
| 内容の更新 | 文章や画像の差し替え回数、作業量 |
| 改善支援 | 分析、提案、打ち合わせ、施策の実行 |
| 有料サービス | 予約・フォーム・素材等の利用料と契約者 |
02更新回数より、作業の単位を確認する
「月に数回の更新」と書かれていても、文章一行の変更とページ新設が同じ扱いとは限りません。月あたりの時間、文字数、画像点数など、どの単位で範囲を決めているかを確認します。未使用分が翌月へ繰り越されるかも契約により異なります。
急ぎの更新や営業時間外の作業については、通常の受付と分けて考えます。対応が必要な事業であれば、緊急窓口と受付時間を確認してください。常に即対応されると考えず、通常時の返答と作業完了の目安を相談しましょう。
03バックアップは復元方法まで聞く
データを保存するだけでは、いざというときに復旧できるとは限りません。どのデータを、どこへ、どの程度の期間保存し、誰が復元作業をするかを確認します。保存費と復元作業費が別の場合もあります。
CMSを使うサイトでは、本体や拡張機能の更新前後に確認が必要です。保守契約がその確認を含むのか、更新ボタンを押す作業だけなのかは重要な違いです。発注者が自分で作業する場合も、バックアップと復元の手順を受け取っておきましょう。
04解約・移管時に困らない管理にする
月額契約を終えると、サイトが公開できなくなるのか、更新代行だけが終了するのかを確認します。サーバー移管、ドメイン移管、データの受け渡しに追加作業が必要なら、その条件も事前に把握します。
自社の更新量が少ない場合は、固定の保守と都度の更新依頼を分ける方法も考えられます。逆に毎月の変更が多いなら、定額範囲を決めた方が依頼しやすい場合もあります。実際にどんな変更が起きるかを一覧化してからプランを選びましょう。
依頼・見直し前のチェックリスト
- サーバー代と作業費を分けて理解している
- 定額に含まれる更新の単位が分かる
- バックアップの対象と復元担当を確認した
- 契約終了後の公開・管理方法を確認した
よくある質問
月額費用なしで運営することはできますか?
自社で管理する部分を増やせば制作会社への月額作業費を設けない形もあります。ただしドメインやサーバー等の利用料、必要な更新作業は別に考える必要があります。
保守に入っていれば内容の追加は無料ですか?
契約の範囲によります。保守がシステム維持だけを指す場合もあるため、ページ追加や文章作成まで含まれるか確認してください。