FIRST THINGS FIRST
この記事のポイント
事例は、依頼前の課題、条件、担当範囲、実施内容、確認できる結果を順に書きます。成果を誇張せず、公開できる事実と顧客の掲載確認に基づいて伝えることが大切です。
01画像の前に案件の背景を説明する
同じ見た目の成果物でも、目的は異なることがあります。新規事業の認知、既存顧客への説明、採用、予約受付など、何のために制作したかを書きます。予算や納期を公開できない場合でも、短期間の準備だった、既存素材を活用したなど説明できる条件はあります。
読者が自社との共通点を見つけられるよう、対象者や扱うサービスも補足します。専門用語だけで案件を紹介せず、課題を平易な言葉で説明すると、業界外の担当者にも伝わりやすくなります。
02担当範囲と工夫を明確にする
複数社で取り組んだ案件なら、自社が担当した工程を明記します。全体の成果をすべて自社の仕事として見せないことが、次の依頼時の認識をそろえるためにも重要です。
| 項目 | 記載する内容 |
|---|---|
| 課題 | 依頼前に困っていたこと |
| 条件 | 対象者、既存資産、制約 |
| 担当範囲 | 企画、原稿、撮影、デザイン、実装など |
| 工夫 | なぜその構成や方法を選んだか |
| 結果 | 確認できる事実と測定条件 |
| 関連案内 | 同じ内容を相談できるサービスへのリンク |
03結果は確認できる範囲で伝える
問い合わせの増加などを載せる場合は、比較期間、対象の範囲、他の施策が同時にあったかを確認します。広告を増やした時期と重なるのに、サイトだけの効果として断定するのは適切ではありません。条件とともに説明してください。
数値を公開できなくても、更新手順が整理された、必要な情報を一つにまとめたなど、実施した内容を具体的に紹介できます。顧客からの感想を使うときは、実際の言葉を確認し、趣旨を変える編集をしないようにしましょう。
04掲載確認と更新を仕組みにする
社名、ロゴ、写真、コメント、数字は、それぞれ公開できる範囲を確認します。制作が終わったことと広報利用の許可は同じではありません。どの原稿を誰に確認してもらったかを残すと、後の問い合わせに対応しやすくなります。
公開後に顧客のサイトがリニューアルされたり、リンク先が変わったりすることがあります。紹介している内容がいつの実績かを示し、リンク切れや古い説明を定期的に確認してください。実績を増やす担当と確認手順を決めておくと継続しやすくなります。
依頼・見直し前のチェックリスト
- 課題と案件の条件を説明した
- 自社の担当範囲が明確になっている
- 成果の数値に測定条件がある
- 顧客の掲載確認と公開後の更新担当を決めた
よくある質問
顧客名を公開できない案件は載せられませんか?
公開許可の範囲内で、業種や課題を一般化して説明できる場合があります。匿名でも推測できる機密情報が残らないか確認し、許可された内容だけを使いましょう。
成果の数字がない事例は意味がありますか?
あります。課題の理解、担当範囲、工夫、納品した内容は、依頼先を判断する材料です。根拠のない数値を作るより、事実を具体的に示す方が適切です。