FIRST THINGS FIRST
この記事のポイント
依頼先の実在情報に加え、実績の担当範囲、工程の説明、返答の方法、引き継ぎ条件を確認します。説明できない部分を曖昧なままにせず、見積もりの前提を文書でそろえましょう。
01窓口と実際の制作者を確認する
会社名や屋号、連絡先、所在地、担当者の氏名など、発注先を特定できる情報を確認します。やり取りしている人が制作まで担当するのか、別の担当者や外部協力者が関わるのかも聞きます。途中で窓口が変わる場合の引き継ぎ方法も確認しましょう。
実績は完成画面だけでなく担当範囲を聞いてください。構成や文章を相談したいのに、掲載されている実績が実装のみなら、判断に必要な情報が不足しています。似た案件をどう進めたかという工程の説明も参考になります。
02進め方の説明が具体的かを見る
「お任せで大丈夫です」という返答だけでは、自社がいつ何をするか分かりません。確認資料、打ち合わせ、原稿の提出、承認の方法を聞きます。完成までの作業を説明できる相手かを確認することが大切です。
| 観点 | 質問例 |
|---|---|
| 制作範囲 | こちらが準備するものと、依頼できるものは何ですか。 |
| 連絡 | 通常の返信と、作業完了の目安をどう共有しますか。 |
| 承認 | 各工程で何を確認し、どう承認しますか。 |
| 変更 | 途中で要件が変わったらどう調整しますか。 |
| 継続性 | 担当者が変わるとき、データや記録をどう引き継ぎますか。 |
03見積もりと納品条件を同時に見る
初期費用の安さだけでなく、継続費、修正費、外部サービス費を確認します。ドメインやサーバーを誰が契約し、契約終了後にどう扱うかも重要です。公開されたサイトが自分たちの事業に必要な資産として管理できるかを考えます。
分からない項目は文章で質問し、回答を最終見積もりや仕様書へ反映してもらいます。支払い時期、納品物、確認期間が別々の説明で矛盾していないか、発注前に見直しましょう。
04返答の速さと内容を分けて評価する
返事が速くても、質問に答えていなければ確認は進みません。逆に、調査が必要な内容には時間がかかることがあります。受付の連絡と回答予定、実際の回答が整理されているかを見ると、日々の進行を想像しやすくなります。
不得意な範囲や実現できないことを説明してくれるかも判断材料です。何でも可能と言う相手より、条件と代替案を具体的に話せる相手の方が、自社の優先順位と照らして検討できます。小さな質問への説明を丁寧に確認しましょう。
依頼・見直し前のチェックリスト
- 発注先と実際の担当者を把握した
- 実績の担当範囲を確認した
- 制作工程と自社の作業が説明されている
- 納品・管理・継続費用の条件が文書に残っている
よくある質問
オンライン面談だけで相性は分かりますか?
すべては分かりませんが、質問への答え方、資料の整理、確認事項の残し方は見られます。印象だけでなく、具体的な仕事の進め方を聞きましょう。
連絡先がSNSだけの相手にも依頼できますか?
発注先を特定できる情報と、契約・請求・緊急時の連絡方法を確認して判断してください。SNSのアカウントが使えなくなった場合の連絡手段も必要です。