FIRST THINGS FIRST
この記事のポイント
比較表には金額だけでなく「含む・含まない・未確認」の欄を作ります。未確認をゼロ円と扱わず、自社の作業と追加費用を含めて判断することが大切です。
01同じ依頼条件を全社へ送る
目的、想定ページ、機能、原稿と写真の状態、公開希望時期を一つの資料にまとめます。一社との会話で要件が変わったら、他社にも同じ変更を伝えましょう。前提が違うままでは価格差の理由を判断できません。
初期段階で仕様を決め切れない場合は、必須と相談したい項目を分けて提示します。提案の自由度を残しながら、必須要件を満たしているかを比較できます。ページ数だけの見積もり依頼より、欲しい成果と現状の課題を添える方が有効です。
02見積もりの範囲を横並びの表にする
各社の書式が違っていても、発注者側で共通の項目へ転記します。特に「スマホ対応」「SEO対応」「保守」は範囲が広い言葉です。何を作業し、何を確認するのかまで具体化してもらってください。
| 比較項目 | 確認したい内容 |
|---|---|
| 構成・原稿 | 取材、執筆、校正、発注者側の作業 |
| デザイン・実装 | ページごとの独自設計、スマートフォンの確認 |
| 修正 | 回数、対象工程、方向変更の扱い |
| 公開 | ドメイン・サーバー設定、既存サイトの移行 |
| 納品・運用 | 管理権限、データ、手順書、保守費用 |
03追加条件と自社の負担まで含めて判断する
修正回数が多ければ安心とも限りません。修正一回の数え方や、承認済みの構成を変更した場合の扱いが違うからです。修正をまとめて一回とするのか、個別の連絡ごとに数えるのかを確認します。
原稿を自社で準備するプランなら、担当者の作業時間と確認期間も必要です。その負担を引き受けられるか検討しましょう。外注費が下がっても社内準備が間に合わず公開が遅れるなら、目的に合う選択とは言えません。
04不明点は文章で質問し、最終版を残す
口頭で説明を受けた項目も、契約前に見積書や仕様書へ反映してもらいます。特に有料機能の契約者、月額費、移行費、納品物の範囲は、担当者の記憶に頼らず残しておきましょう。
最終判断では、必要な作業が含まれるか、説明に納得できるか、進行方法が自社に合うかを見ます。価格が高い理由が不明な場合も、安い理由が分からない場合も、工程と役割に戻って確認することで比較が具体的になります。
記入例・想定例
A案には原稿作成が含まれ、B案は支給原稿の掲載のみでした。B案で文章整理も依頼した場合の金額と納期を確認し、同条件で再比較する。
依頼・見直し前のチェックリスト
- 各社に同じ要件資料を送った
- 未確認の項目をゼロ円扱いしていない
- 修正の数え方と追加費用の条件を確認した
- 最終見積書と仕様書の内容が一致している
よくある質問
相見積もりは何社に依頼すべきですか?
比較できる時間と要件の整理状況で決めます。数を増やしすぎるより、目的に合いそうな候補へ同じ質問をし、回答を確認できる範囲に絞る方が進めやすくなります。
他社より安くしてほしいと依頼してもよいですか?
予算調整の相談はできます。ただし金額だけでなく、どの工程や機能を減らすかを相談し、納品物や対応範囲の変更も確認してください。